ESTAのステータス確認
ESTA のニュース、情報、ヘルプ。

モバイルパスポートコントロール (MPC)とは?

編集: 7月 17, 2023  | タグ: 空港のセキュリティ, エスタパスポート

最近海外に渡航したなら、米国税関・国境警備局を通過する際に「モバイルパスポート」というサインに気づいたかも知れません。この列は、通常のパスポートの列よりも短い傾向にあります。

パスポートを確認されるのにとても長い列で待つ代わりに、モバイルパスポートの列に並ぶことはできるのでしょうか?はい、モバイルパスポートコントロールで可能です。これは、渡航者が他の国から米国に帰国するのに良いオプションです。すでにグローバルエントリープログラムのメンバーであれば、さらにすばらしいアイデアです。ですが、多くの人々は聞いたことがなかったり、使い方を知りません。

モバイルパスポートに関するこのガイドでは、知っておくことをすべて説明し、できるだけスピーディに米国税関・国境警備局を通過する手助けとなるでしょう

モバイルパスポートコントロールとは?

モバイルパスポートコントロール (MPC) があると、対象となる渡航者はスマホやタブレットで安全な無料のアプリを介してパスポートと税関申告情報を提出できます。モバイルパスポートコントロールを使用すると、一般的にパスポートコントロール検査の時間と待ち時間を減らして、米国への入国処理を合理化します。APC(自動パスポートコントロール)同様、MPCは無料で利用でき、事前承認は不要です。しかも認定MPCアプリを使用できる渡航者は、APCキオスクの使用や紙面の用紙の記入が不要になります。そのため、結果として待ち時間は短くなるはずです。処理はもっと効率良くなり、混雑が減るでしょう。

税関・国境警備局モバイルパスポートコントロールアプリ

Google PlayまたはApple Appストアから無料で米国税関・国境警備局MPCアプリをダウンロードできます。現在、すべてのMPC承認ロケーションで使用するためにすべての対象となる渡航者が利用できます。

モバイルパスポートコントロール利用のメリット

モバイルアプリコントロール、つまりMPC税関・国境警備局と渡航者に個人の検査実行にもっと効率的な方法を提供します。パスポートコントロールでの検査前に、渡航者が管理するので、間時間やパスポート検査の時間が減ります。

MPCの仕組みは?

Apple AppストアまたはGoogle PlayからMCPアプリをダウンロードします。下記の手順は、モバイルデバイスでのアプリ設定方法を説明します。

  1. 対象となる渡航者は名前、性別、生年月日、国籍などの個人情報を入力するプロフィール作成ページに切り替えられます
  2. 米国に上陸したら、渡航者は入国の空港または港とターミナルを選択し、自分の写真を撮ります
  3. 渡航者がアプリから取引を送信したらQRコードの入った電子受領書が送信されます
  4. 米国入国完了の検査のために、CBP職員にパスポートとQRコードの入った受領書があるスマホを持って行きます
  5. パスポート情報の送信と受領書の受け取りにはWi-Wiまたは携帯ネットワーク接続が必要です。ですが、渡航者は接続せずにプロフィールを完了させることができます。

MPCは米国に入国するのにESTAやビザの必要性の代わりになりますか?

米国に入国、または訪問者として国を通過するためには、ビザまたはESTA(電子渡航認証システム)ビザ免除の取得はなおも必要です。アメリカ合衆国国務のウェブサイトを調べて、必要なものを確認しましょう。

MPCを使える場所は?

モバイルパスポートコントロールアプリは、米国民とカナダ国民、米国へのB1/B2訪問者が入手できます。現時点ではMPCは31か所の米国の国際空港と4か所の入国港で利用可能です。

  • ボルチモア・ワシントン国際空港 (BWI)
  • ボストン ローガン国際空港 (BOS)
  • シカゴ・オヘア国際空港 (ORD)
  • ダラス・フォートワース国際空港 (DFW)
  • ダニエル・K・イノウエ国際空港 (HNL)
  • ワシントン・ダレス国際空港 (IAD)
  • デンバー国際空港 (DEN)
  • フォートローダーデール・ハリウッド国際空港 (FLL)
  • ハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港 (ATL)
  • ジョージ・ブッシュ・インターコンチネンタル・ヒューストン空港 (IAH)
  • ウィリアム・P・ホビー・ヒューストン国際空港 (HOU)
  • カンザスシティ国際空港 (MCI)
  • ロサンゼルス国際空港 (LAX)
  • マイアミ国際空港 (MIA)
  • マイアミ港
  • ミネアポリス=セントポール国際空港 (MSP)
  • ジョン・F・ケネディ国際空港 (JFK)
  • ニューアーク・リバティ国際空港 (EWR)
  • オークランド国際空港 (OAK)
  • オーランド国際空港 (MCO)
  • パームビーチ港
  • フィラデルフィア国際空港 (PHL)
  • フェニックス・スカイハーバー国際空港 (PHX)
  • ピッツバーグ国際空港 (PIT)
  • ポートエバーグレーズ港
  • ポートランド国際空港 (PDX)
  • サクラメント国際空港 (SMF)
  • サンディエコ国際空港 (SAN)
  • サンフランシスコ国際空港 (SFO)
  • サンノゼ国際空港 (SJC)
  • サンファン国際空港 (SJU)
  • サンファン港
  • ソルトレイクシティ国際空港 (SLC)
  • シアトル・タコマ国際空港 (SEA)
  • タンパ国際空港 (TPA)

グローバルエントリーメンバーの場合、MPCは必要ですか?

渡航者は米国への入国のたびにひとつだけ自動エントリープログラムを使用できます。そのため、グローバルエントリープログラムのメンバーであれば、MPCかグローバルエントリーキオスクを利用できますが、両方はできません。

MPCとパスポートが必要ですか?

はい、渡航者は有効な米国またはカナダパスポートを所持し、到着時にCBP職員に提示する必要があります。

MCPアプリを持っていても、普通の処理レーンを利用しなければなりませんか?

はい、渡航者は税関・国境警備局の職員に処理してもらう必要があります。ですが、MPCを所持する渡航者は入国処理を早くするために専用処理レーンを利用できます。

申告用紙の記入は必要ですか?

いいえ、渡航者は今後、スマホやタブレットでCBP検査の質問に電子で回答できます。渡航者がCBP申告用紙をすでに記入しているなら、税関・国境警備局の職員に手渡せます。

家族でMPCを使用できますか?

はい、最大で12名の家族のプロフィールを作成できます。すべての認定MCPアプリを利用すると、家族全員分のCBP検査の質問への回答など、MPC取引を1度送信するだけで済みます。

MPC アプリは安全ですか?

はい、パスポート上の情報とCBP検査の質問への回答は、安全な暗号化プロトコルを通じて税関・国境警備局に直接送信されます。認定アプリフォームに申請者が入力した情報は安全にCBPに送られ、その後にアプリに応答し、渡航者がCBP職員に表示する電子受領書を生成します。それに加え、認定アプリは今後の渡航のためにタブレットやスマホに保存する、または渡航後に削除するオプションを提供しています。注意点:毎年アプリで撮影される自分の写真を更新する必要があります。税関・国境警備局は、渡航者がアプリをダウンロード・使用する前に、アプリのプライバシーポリシーを確認することを勧めています。渡航者がCBPのモバイルプライバシーポリシー(免責事項の説明、書類削減法、2015年 貿易円滑化および権利行使に関する法律の第311条)を渡航者が理解した後に入力した情報のみ、税関・国境警備局のMPC取引要件に必要です。

フライトが別の空港に迂回された場合、MPCを利用できますか?

ご利用のフライトが米国の別の空港に迂回された場合、空港がMPC処理を利用している場合に限り、MPCを使用できます。MPC処理を利用できない場合、渡航者は通常の処理手続きに従う必要があります。