編集: 10月 15, 2023
米国空港での増え続ける多数の渡航者をうまく管理する継続的な努力において、CBPと空港当局は数年前に協働してAPC(自動パスポートコントロール)プログラムを立ち上げました。この画期的なテクノロジーは、搭乗者が電子的に自分の生体情報と税関申告書を提出できる自動パスポートコントロール (APC) セルフサービスキオスクを提供して、渡航者の調査処理を促進することが目的です。2013年5月にプログラムが導入されて以来、待ち時間を約20~40%減らす手助けとなっています。
APCシステムの主な目的は、長い列で待たせる代わりに、一度に搭乗者への多数の必要ながらもお決まりのデータ収集機能をシフトすることでCBP(税関・国境警備局)局員の生産性を上げることです。APCキオスクの列は、普通は著しく短いので、渡航者は早く処理されてすぐに進むことができます。
それに加え、CBP職員の仕事量を減らすことで、APCキオスクは職員を他の仕事のために空けることができます。このキオスクは使いやすく会員費用の支払いは不要で、処理に関わる事前登録はありません。別のメリットは、キオスクの電子システムですべての必要な質問がカバーされるので、申告用紙の記入が不要なことです。
APC、つまり自動パスポートコントロールはCBP(税関・国境警備局)政府機関が実行するプログラムです。以下の集団の人たちの入国処理の速度を上げることを目的としています。
APCは、税関・国境警備局の最初の検査エリアを通じて処理を自動化してこれを行います。渡航者は、生体データを提出して質問に答えるセルフサービスのキオスクを利用できます。
次のことをご留意ください。費用はかかりません。APCはプログラムへの加入や事前登録も不要です。個人情報/データの取り扱いに関しては、非常に高水準の保護を遵守しています。APCを利用する渡航者は待ち時間を減らし、早く処理され、混雑が少ないので得をします。
APCシステムがどこで導入されていても、対象となる搭乗者は、印刷された税関申告用紙を記入する代わりに空港のパスポートコントロールエリアのAPCキオスクに直行できます。キオスクに到着したら、フライトと生体情報認証のために、渡航者は写真撮影、パスポートのスキャン、CBPに関連する質問への回答を求められます。
搭乗者がこの処理を終えるとすぐに、受領書が発行されます。米国入国に進む前に、検査の最終段階としてCBP職員にパスポートと一緒に受領書を渡すことができます。
APCキオスクは、同じ住所に住むグループが同時に処理できるようにします。
現在、以下の米国の空港がAPCキオスクを備えています。今後さらに追加されることが期待されています。
オークランド国際空港 (OAK)
始めるために、対象となる渡航者は、画面を有効にして渡航文書タイプを選択する必要があります。次の手順では、この文書をスキャンして米国を渡航している理由を選択します。その後に指紋と写真を撮影し、いくつかの申告に関する質問に答えます。その後、システムは標準リスク査定を行うCBPにその情報を送信します。完了したら、機械が受領書を印刷します。
APCキオスクで渡航者が完了したらすぐに、最終許可を与える前にすべてを確認するCBP職員に渡航文書、印刷した受領書、搭乗券(もしあれば)を渡します。
米国民と法定永住者、カナダ国民、VWP(ビザ免除プログラム)の資格がある加入者、D、C1/D、またはB1/B2ビザで米国に入国する渡航者はAPCキオスク使用が許可されています。
はい、これらの渡航者はAPCを使用することができ、上述通りに同じAPCキオスク手続きを通過します。ですが、若干異なる指紋や写真取り込み処理を通過しなければなりません。この段階では、ESTA訪問者は、米国に90日以下滞在する許可があるだけであることにご注意ください。
いいえ、不要です。渡航者はAPCキオスク利用中、電子的にこれらの質問に回答することができます。その後、その情報はCBP職員に口頭で確認されます。すでにCBP税関申告用紙を記入していて、CBP職員にその用紙が不要であることを伝えられたら、職員に用紙をシュレッダーにかけるように依頼しましょう。
APCキオスクでは、現在次の言語を利用できます:英語、フランス語、スペイン語、イタリア語、オランダ語、韓国語、中国語(簡体字と繁体字)、ドイツ語、日本語。
下記は、APCキオスクでうまく処理するために必要な前提条件のリストです。
A. はい。APCシステムは個人情報を保存しません。申告に関する質問に対する渡航者の回答と渡航文書情報は、CBP職員が他のブースで情報を送信するのと同じような方法で、高レベルの暗号化プロトコルを使用する安全なシステムを通じてキオスクとCBP(税関・国境警備局)間で送られます。
A. 渡航者の写真を撮影すると、DVO(文書認証職員)は申告受領書がAPCキオスクを利用した人と同じ人であること、受領書にある写真と渡航文書が一致することを確認できます。有効なESTAを備え、米国に再入国するビザ免除プログラム渡航者の場合、CBPが監視する米国訪問プログラムを最新の状態に保つために必要です。
A. いいえ、できません。そのような一時的な延長がある渡航者は、ブースのひとつでCBP職員に処理してもらわなければなりません。
A. いいえ、使えません。LPRカードのMRZ(機械読み取りゾーン)がスキャンされる際には、機械は文字列内の内容を読み込めません。この場合、そして期限切れのカードの場合にも、キオスクはCBPブースに進むように利用者に要求します。
A. 一般的には、メインページの下にある2列のコードが読み取れるままなら、破損した渡航文書の処理は可能なはずです。
A. またスキャンを試すか、別のキオスクに移動しましょう。問題が続く場合には、以下のことを行ってください。